あなたのまちの司法書士事務所グループ加入から一年を経過しての感想
去年の8月1日よりあなたのまちの司法書士事務所グループに加入し一年が経過しました。
今日は一年経過の感想などいろいろ述べたいなあと思い記事を書いています。
なお、こちらの記事はグループ外に出してはいけない情報の記載がないかどうかのためにグループ代表の佐藤先生に事前にお見せしていますが、評価の部分は変更してません。
1.そもそもあなたのまちの司法書士事務所グループってなんなん??
皆さん、グループに興味がある方、ない方も思ったことはあるのでは??
ものすごく簡単にいうと主に個人事務所の自助グループです。
お互いわからないことを聞き合ったり、自分では対応が難しい遠方の相談者がいたらグループの先生をご紹介したりなどなど。
わからないことには業務上の不明点だけでなく、こういう営業方法とか広告だしたらとても効果あったよ!!と報告しあうことも含まれています。
もちろん、ご紹介に関しては司法書士倫理規定にのっとり紹介料等は一切ありません。
2.グループ加入前に気になっていたこと
① 毎月44,000円の会費って払っていけるかなー?割に合うかなー?
すごく問い合わせや依頼が増えるのですぐペイできます。
私の場合だとグループ加入からすこし経過した年明けくらいでしょうか。
昼間の稼働時間は今までと同じなのに残業しないと業務が追いつかなくなりました。
そのとき「あ、これ問い合わせからのご依頼が増えたからだ・・・」としばらくして気づきました(トロい私)
なので会費がかかることは全然気にならないです。
② グループ代表の佐藤先生と上下関係できたら嫌だなあ
こちらも杞憂でしたね笑
社会人としての節度は守っていますが、佐藤先生やグループの先生たちとX(旧Twitter)で毎日キャッキャしています。
少し真面目な話をすると、佐藤先生をはじめグループの先生方は個人主義ですし、それぞれの個性や立場を尊重し合いながら意見交換をしています。
私は自他ともに認めるなかなか面倒くさい性格をしていて、上から押さえつけるように「こうしてください」みたいに一方的に指示をされても絶対に反発しますし、私以外のグループの先生方も多分そうです。
代表ということで何度も例に出してしまい申し訳ないのですが、例えば佐藤先生は私が明らかにダメな発言をした場合は理由をきちんとご説明してくれた上で、最終的な判断は私に一任してくれます。
③ せっかく独立開業したのにグループの決まりに縛られるのってダルくない?グループとべったり付き合いしなきゃいけないなら ダルいよね??
グループとしての決まりは一応あります。
しかしながらその決まりのほとんどが、例えば「研修単位はきちんと取得しましょう。」とか「業際は守りましょう。」など司法書士として業務を行っているのであれば当然に守らなければならないことであり、独立開業の自由度を制限するようなものではありません。
またグループ員同士の関わりもしたければ相談質問システム等で発言したりSNSで交流すればいいし、「いや自分はそういうのいいんで」という方は相談質問システムを利用時のみ発言するだけなら関わりは最小限になります。更にいうとグループ員の先生には相談質問システムでも全く発言されない方もいらっしゃいます。その人に合った距離感でのグループとの関わり方をすることが可能です。
3.グループに加入してよかったこと
① いつでも不明点を聞けるネットワークができた
一人事務所の場合、業務上の不明点をどうするか?が問題になります。
もちろん地元の同期や先輩に聞くのも一つの手段です。
グループではフェイスブックのグループメッセンジャー機能を利用し、24時間いつでも質問相談ができるようになっています。
休日や夜中に質問を投げたとしても、遅くても数時間以内に誰かが回答してくれます。
グループの先生方はそれぞれ得意分野があります。その分野に詳しい方から何らかの回答なり道筋を教えてもらえるのは本当に心強いです。
② 問い合わせからのご依頼が増えた
先ほども書きましたがお問い合わせとご依頼が増えます。
キャパオーバーになった時も場合に応じてグループの先生にお願いすることも可能なのでさばききれないということはありません。
③ 業務について勉強を進んで行うようになった
グループの先生方は皆さん勉強熱心です。つられて勉強するようになりました。
月に一度の家裁事件勉強会にも参加しています。
④ 依頼者様の遺言執行者に就任した場合や死後事務委任契約を締結した場合、自分に何かあったときのバックアップ体制が整った
一人事務所の場合、上記契約を依頼者様と締結した場合に、依頼者様より自分が先に死亡した場合などご迷惑がかかってしまいます。
あなまちサムライサポート株式会社に後任者選任権限を付与する条項を設けることで、自分に何かあった場合も、適切な専門職を選んでいただくことが可能です。
⑤ ご相談者様に合った適切な司法書士、それ以外の士業をご案内できるようになった
毎日、様々なご相談を受けている中で、「この事案は関西もしくは関東の司法書士が対応した方がご相談者様のご負担が少なくてすむかな?」と感じた時にササッとご案内先が思い浮かぶのは安心感すごいです。
またグループメッセンジャーや勉強会でやり取りしているのでご案内先の司法書士の得意分野や人となりもわかっています。
例えば「東京の在住の方の後見か。髙野先生、南先生のどちらかにお願いしようかな?ご本人さんが女性だから南先生の方がいいかな?」などご相談を受けている段階で考えられるので、次の導線もスムーズです。
当然ですがご相談者様、紹介先のグループの先生ご承諾を取ってからご紹介を行います。
これは司法書士の資格ではできないよね・・・ってなった場合も他士業の先生へおつなぎすることもグループ加入前より悩むことがなくなりました。
4.グループに加入してここが残念・グループのここが心配
① 佐藤先生以外のグループの先生たちにお会いしたことがないこと
佐藤先生とは今年の6月にお会いしてご挨拶できましたが、他の先生と実際にお会いしたことがありません。
私が神戸や東京に行ったときは遊んでください!!笑
② 佐藤先生がグループ運営事務に関してお一人でされていることも多く、何かあったとき心配
月に一度のグループ通信の作成やHPの更新、いろいろな連絡の取りまとめは佐藤先生が代表として行っています。佐藤先生に何かあったときグループの運営はどうなるのかな?と心配しております。
5.グループ加入前にやっておいてよかったこと
① 事務所のHPの作成
他の先生にお勧めされてちまちま作っていたのですが、あった方が絶対にいいです。
グループのHPから事務所のHPという閲覧者の流れができます。
できればもっと更新を頑張りたいと思っています。
② なんでもいいから得意分野・興味のある分野を作っておく
責任感の強い方なら余計にあった方がいいです。
というのも相談質問システムで聞いてばかりで何もお返しできない場合、後ろめたく感じてしまう人もいるからです。
もしない場合は加入後勉強して作りましょう笑
私は後見・民事信託分野の経験・勉強を積んでおき、グループに還元できるようにしていました。まだまだ勉強の途中ですけども
6.あなたのまちの司法書士事務所グループに向いているのはこんな方
① ご依頼を増やしたいけどどうやって集客すればいいのかがわからない人
② 業務のことや事務所の運営でわからないことがあるときに同業者に気軽に話を聞いてもらったり相談質問をしたい人
③ 全国的な横の繋がりを持ちたい人
④ 色々な分野の業務をやってみたい人
⑤ 司法書士として色々な知識を吸収したり勉強したい人
⑥ 1人事務所で自分に何かあったときに不安な人
いろいろ記載しましたが、一年ちょっと前、迷いながらも勇気を出して問い合わせ、それからグループに加入への決断をしてよかったなーと思っています。
グループの先生方、これからもよろしくお願いいたします。
興味のある司法書士の方はグループのHPからお問い合わせを(冷やかしはダメですよ!!笑)
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